1965年君津郡市からなる1市11町村を活動エリアとして成立した木更津青年会議所は当時、地域の中核を木更津市になっていたことからその名称を選定しました。そして1973年10月8日に社団法人設立許可を受け(社)木更津青年会議所となりました。
その後活動エリアは合併や市制化と経て木更津、君津、富津、袖ヶ浦の4市に集約され、当地域では一部において広域行政が行われ、市民生活レベルにおいても経済、文化、教育など個々の市を超えて営まれてきました。
東京湾横断道路、東関東自動車道の建設による交通網の拡充がもたらす東京、横浜、川崎、千葉などの大都市との都市間競争の激化や、かずさアカデミアパークの建設による流入人口の増加、情報の氾濫など正に大きな変動が予測される21世紀を迎えるにあたり私たち青年会議所は2つの目的のために、創立30周年を迎える1995年を期に名称を変更する決断をしました。
私達は変革の先駆者として、当活動エリアのつながりをより密にし、広域行政を推進する必要性を市民および行政に積極的に働きかけていくことが重要と考え、自らが実践し得るまず第一歩として、1992年の四市市民アンケートによって多くの方々に当地域の呼称として、支持され私達が提言した「かずさ」に名称変更しました。
またこの名称変更によって、木更津市以外の三市で当地域の団体として知名度低いため私達青年会議所の会員構成にアンバランスをきたし、会員拡大の障害になっていた要因を取り除き、バランスの良い会員構成によって組織のエネルギーを生み出し、当活動エリア全体に青年会議所運動の輪を拡げやすくした。
名称 | 承認日 | 承認番号 | 備考 |
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東京JC | 1949.9.3 | 001 | |
千葉JC | 1960.10.9 | 195 | |
木更津JC | 1965.12.12 | 311 | 1972年 社団法人設立許可 |
館山JC | 1969.12.3 | 428 | *スポンサーJCとは新しくJCを創設する際に推薦者となるロムをいいます。 *例会の始まりと終わりに鳴らす“ゴング”はスポンサーロムから頂き、 |
かずさJC | 1994.7.21 | 名称変更 | 実施日1995.1.1 館山JCのスポンサーとなる |
サマースクール | 1980年千葉ブロック主催「洋上セミナー」参加をきっかけに始まりました。 |
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わんぱく相撲“かずさ場所 | 東京JCが始めた運動で、全国のJCに広がり、地区大会、全国大会が開催されています。 |
やっさい もっさい | 1974年かずさ青年会議所が企画し開催したのが始まりです。 |
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エバーグリーンコンサート | 1990年、創立25周年記念事業「夢が森をつくる」と題したコンサートを始まりに、かずさJC主催で何年か 開催した後、“かずさ音楽の森の会”に主催をうつし、現在は「かずさ音楽祭」として開催されています。 |
四市合併を考える | 木更津青年会議所設立当初から討議されていたそうです。2000年に住民アンケートを取る活動などを行ないました。 |
※このような先輩方が行った活動を詳しく知りたくなったら、納涼例会、望例会など先輩と交流する機会あるときなどに、積極的に聞きに行こう!!
かずさJCは、1969年9月19日に、台湾の花蓮において姉妹締結の調印式をおこない、以後お互いに交流し、現在も活発に交流しています。
我々の町木更津市は江戸時代より情緒豊かな港町として栄え、昭和になつてからは海軍航空隊基地として日本の国防の重要な役割を果しておりました。戦後は日本経済の成長発展に伴い東京湾横断橋の実現を近い将来に控え、京葉工業地帯の中心地として発展が約束されております。
この様な時にあたり、私達青年は、課せられた使命の重大さを痛感し、持てる若さと情熱を傾注し、地域社会の開発発展に貢献いたすべく、ここに志を同じくする者相集い青年会議所を設立する運びと成りました。
青年会議所(Junior Chamber of Commerce)は満20才から40才迄の指導的青年経済人によって組織された国際的な不偏不党の集まりであります。世界80余ケ国と共に日本に於きましても、現在全国300有余の都市に存在し極めてアクチイブな活動をいたして居ります。その目的と精神はJC綱領の示す如く、社会的、国家的、国際的な責任を自覚し力を合せ青年としての英知と、勇気と、情熱を以て明るい豊かな社会を築きあげることにあります。 その為に私達は指導的訓練(Leadership Training)を基調とした修練を積み、会員相互の深い信頼と連帯感(Friendship)を深め、社会への奉仕(Service)を行なうものです。
この様な活動を通し我が愛する郷土新しき木更津のより飛躍的発展を願うと共に日本国内はもとより世界の青年と提携し国際的理解及び親善を助長し世界の繁栄と平和の為微力を尽くし度いと念願しております。こゝに木更津青年会議所設立の趣旨があります。何卒地域社会の各位におかれては心からなる御賛同と積極的な御協力を切望致す次第であります。
昭和40年11月
木更津青年会議所設立準備委員会
That faith in God gives meaning
and purpose to human life;
That the brotherhood of man
transcends the sovereignty of nations;
That economic justice can best be won
by free men through free enterprise;
That government should be of laws
rather than of men;
That earth's great treasure lies in
human personality; and
That service to humanity is the best
work of life.
「信仰は人生に意義と目的を与え
人類の同胞愛は国家の主権を超越し
正しい経済の発展は
自由経済社会を通じて最もよく達成され
政治は人によって左右されず法によって
運営さるべきものであり
人間の個性はこの世の至宝であり
人類への奉仕が人生最善の仕事である」
To provide development opportunities / that empower
young people / to create positive change.
より良い変化をもたらす力を青年に与えるために発展・成長の機会を提供すること。
To be the leading global network / of young active citizens.
若き能動的市民の主導的なグローバル・ネットワークになること。
一般社団法人 かずさ青年会議所
第59代 理事長
山口 貴成
コロナ禍によって例年開催されていたイベントは中止が相次ぎ、先行きが全く見えない未曾有の事態でしたが2023年度は各地で様々なイベントが4年ぶりに対面にて開催され、歴史的に見ても大きな転換でありました。大きな転換であったということは、革新をする為の大きなチャンスでもあると言えます。今は先が見えない時代と言われているからこそ、我々JC会員が先頭に立ち、様々な経験や体験から学び、先見力を身につけ、将来の為に今できることを着実に実行していくことが必要です。変える時には大きな抵抗や痛みを伴います。だけれども、今後益々激動の時代になるからこそ、抵抗や痛みに負けず、長期的な視野に立って100年先の為に苗を植えることが必要です。かずさ青年会議所も半世紀を超えて存在しているということは、大きな変化の波を柔軟かつ大胆に乗り越えてこられた多くの諸先輩方のおかげでもあります。かずさ地域の未来の為に、かずさ地域がどうあるべきかを各諸団体の方やメンバー同士で本気になって膝を突き合せて議論を重ねながら着実に行動に移されてきました。我々現役会員も諸先輩方に倣い、個人の修練、社会への奉仕、世界との友情、の三信条のもと、100年先を見据えた上で学び、判断して行動していく責任があります。その責任を遂行し、地域の為に常に長期的な視野に立った運動を行い、地域の方から「かずさ青年会議所って、いい団体だね」と永続的に言われるような誰もが憧れる組織にしていきます。
そして私たちは今という時代をただ黙って満足に浸るのではなく、歴史や平和、そして地域への敬意を払い、誰もが未来への可能性を信じ、夢を描ける社会を築かなければなりません。社会はデジタル化が進み、生活が便利になり、家にいながら世界中と繋がることなどコミュニケーションを簡単にとることが可能となっている時代です。その反面、人と人との繋がりが希薄化し、社会問題を生み出すほどになっています。私はかずさ青年会議所でたくさんの人と出会い、そして支えられ、助けられてここまできました。人は、人との繋がりで困難を乗り越え、他者の為に行動できることで自らが成長しながら地域を笑顔に変えることができるのです。かずさ地域には緑豊かな自然、都心からアクセスのいい立地などを活かし、地域の繋がりで未来に希望をもつ子供達、そしてハード面の発展と同時に仕事に生きがいをもつ人々で溢れ、物も心も豊かになる地域経済、それを実現する為に思いやりと情熱を持ち全国や世界とのネットワークを活かし行動するJC会員、その想いはやがて、かずさ地域に住み暮らす人々がこの地域を心から愛し、誇りに思える誰もが笑顔になれるかずさを創り上げます。私たちは、机の上の議論だけではなく、若者らしく尖った発想と若者しかできない行動力で仲間とともに全力で走り続けていくことが求められているのです。
組織内のあらゆる側面で効率的かつ円滑に機能させることは欠かせません。総務は、組織の基盤を支え、効率的な運営を確保する役割を果たします。私たちは総務の役割を最大限に活用し、組織の成長と発展をサポートしていくことが不可欠だと考えています。そして、かずさ青年会議所の伝統事業である直前会頭例会を設え、会員の例会事業への意識向上やJC活動の本質を学び、かずさ青年会議所活動の一助といたします。
広報活動において、私たちは組織の使命と価値観を明確に伝えていく必要があります。私たちの活動の目的やその背後にある情熱について語り、人々に私たちのやるべき事や使命を理解してもらうことが重要です。これにより共感を呼び起こし、新しい支持者や会員を引き寄せることができます。今後も地域の方々にかずさ青年会議所を知っていただく機会として、各種SNSを活用していきます。ただし、近年は各種SNSの発展により人々が情報を入手する手段が多様化してきました。特に若者に関してはいつでも簡単に自分の知りたい情報だけを知ることがき、簡単に繋がりを持ちたい人と繋がることが出来るようになったことで、価値観に変化が起きています。個性が最も重要な価値であり、自身や他者が輝き注目を浴びることや、第三者の評価に対して興味・関心・価値を感じて努力している若者が増えています。我々が20歳から40歳までの青年を集う団体なのであれば、若者にも興味を持ってもらえるような広報活動が必要です。会員一人ひとりが自己研鑽に励み、より一層輝き個々のブランディングを高めて各々が広告塔となり、かずさ青年会議所と共に発展と成長をしてまいります。
明るい豊かな社会の実現に向けて行動している以上、我々は地域に影響力をもった組織でなければなりません。組織は大きくなればなるほど実現出来ることや、与える影響力が大きくなります。かずさ青年会議所の組織の現状として、メンバー同士の顔が見えやすくメンバー間の結びつきが強いという良さがあり、早い段階で役職を与えられ、成長の機会が得やすいという良さもあります。しかし、JCは人と人との交流の中で、自分だけでは気が付かなかったような様々な気づきを得て、自身の成長につなげていく組織であると思います。そういう意味では、交流するメンバーが少ないとそれだけ気づきを得る機会が得られないことになり、成長につながりにくいということにもなります。会員拡大は地域にも会員にもいい影響を与えます。私自身がメンバーに拡大目標を掲げ、行動で示すことにより会員を牽引し一人でも多くの青年経済人がかずさ青年会議所で一緒に活動できるように最善を尽くします。一人でも多くかずさ青年会議所に入会してもらえる環境を整え、新しい会員を迎えることによって、若い会員の増加により、若い会員ならでの視点や斬新なアイデアにより、組織に新しい風を吹き寄せより一層会員拡大に勢いが増すと考えます。
かずさ地域で特に20代、30代前半の会員拡大に尽力し、前向きに活動している事業者を集め異業種交流ができるような例会を実施いたします。
また、拡大で重要な事は数を増やす事も大切ですが、数を減らさないことであります。まずは新入会メンバーの入会前と入会後のギャップを少なくしていくことです。せっかく志高く入会をしても組織の環境が整っていないことで心が離れてしまったり、既存会員の満足度も上がりません。新入会員も既存会員もより居続けたい、活動しやすい組織となれるよう仕組みを構築していきます。
さらに費用面に関して工夫をし、現状の一括もしくは前後期での分割での支払い方法だけでなく、財務処理に支障をきたさない方法における月々払いによる支払い方法の導入も検討します。
価値観の多様化、経済的理由、会員数減少による負担増など会員拡大が上手くいかない理由には様々なものがあると考えますが、従来型の拡大手法ではなかなか成果が上がらない現状において、会員数を増やす為には、従来とは異なるアプローチも必要となってくると考えます。様々な方法を模索し、有効そうな手法があれば積極的にチャレンジしていきます。そして、会員拡大をするには、かずさ青年会議所という組織が魅力的な団体であることが大前提であり、そのうえで我々が組織の魅力を十分に理解し、入会候補者に伝える必要があります。まずは会員である我々自身が活動を楽しみ、胸を張って入会候補者を誘えるようにしていきます。
私たちは今、風の時代に生きています。社会やビジネス、JCも例外ではありません。風の時代とは、変化が常に加速し、新たな挑戦が私たちを待ち受け、古い枠組みが崩れ去る時代です。この風の中で、私たちは組織改革に挑戦しより強固で持続可能な未来を築く必要があります。組織改革は、私たちの使命を実現し、私たちの価値観を強調する為の手段
です。
・柔軟性と適応力の向上、風の時代では、予測不可能な変化が日常茶飯事です。私たちは柔軟性を発揮し、新しい状況に適応する力を養う必要があります。組織は、変化に対応する為の構造やプロセスを見直し、スピードと効率を重視します。
・リーダーシップの推進、組織改革はリーダーシップの展示と促進を必要とします。私たちは、新たなリーダーシップモデルを探求し、リーダーがチーム全員を鼓舞し、変革を導く為の環境を整えます。
・イノベーションと技術の活用、JCは革新と技術の推進力であるべきです。私たちは新しいアイデアを積極的に採用し、私たちの使命を遂行する為の新たな方法を見つけ出します。
・メンバー参加と多様性の尊重、組織改革において、メンバーの声を尊重し、多様性を奨励します。私たちは共感し、異なる背景や意見を統合し、より強力な組織を築きます。
風の時代において、組織改革は私たちの成功の鍵です。私たちは変化を受け入れ、進化し続けることで、JCがさらに強固で影響力のある組織として未来に向かって進むことができると信じています。
そして常に心がけて忘れてはいけないことが、私たちが日頃JCの活動に取り組めるのは、家族や職場等の周りの方々の支えがあるからです。しかし、そのことを「有難いこと」、つまり当たり前ではないと感じることができれば、周りの方々に対する言動は変わってくると思います。だからこそ、しっかりと私たちから周りの方々へ感謝の気持ちを伝えていく必要があります。その為に、私たちが日頃どのような活動を行い、どのような運動を展開しているのかを周りの方々へ伝える事業を開催します。ただ伝えるのではなく、参加して頂いた方が楽しんで頂けるようにおもてなしの心を持って日頃の感謝の気持ちを伝えていきましょう。参加された方からは「すごいね、頑張ってね」と後押ししてもらえる機会となれば、メンバーの承認欲求は満たされ、JCも社業も家族もすべて100%で取り組める人になるでしょう。情けは人の為ならず、相手を思いやる行いは、巡り巡って自分自身に良い報いとして返ってくるでしょう。
明るい豊かな社会の実現の為にJCだけでできることには限りがあるかもしれません。まちをより良くしようとする情熱を同じくする団体は、地域の関係団体も含め、行政や民間企業など数多くあり、これらの存在が互いを理解し合い互いに手を携えながら補完し合いながら連携していく必要があります。そして、こうして関係諸団体が相互連携を深めて活動することで、地域全体の活動が活発となり、市民全体を巻き込んだ地域活性化につながっていきます。こうした関係諸団体の連携を起点とする地域活性化の流れの中で、明るい豊かな社会を目指す団体であるJCは、連携の中核的存在として関係諸団体の架け橋を担う役割を果たすべきです。JCが主体となって連携の進化と深化を推進していくことで、JC、関係諸団体そして市民が一体となって取り組む理想的な地域発展が可能となるのです。
かずさ地域の関係団体も含め、行政や民間企業などパートナーシップの対象は無限に広がっています。我々かずさ青年会議所の経験とパートナーの経験を掛け合わせた事業を行います。
2022年度より、中期ビジョンを掲げ開催したかずさまちづくりフェスティバルには主管益、地域益、参加者益、主催者益の4つの益が求められます。特に開催地の地域益は、JC運動の目的の1つでもある社会開発の観点から必要不可欠です。かずさまちづくりフェスティバルは地域の魅力を再発見することで、かずさ市民としての帰属意識を高める好機と考え、今年度もかずさまちづくりフェスティバルを開催いたします。
今年度のかずさまちづくりフェスティバルは、かずさ地域の様々な団体と共に手を携え地域の課題を解決していけることを重点においた事業構築をし、開催いたします。
1969年9月19日、我々一般社団法人かずさ青年会議所は台湾の社團法人花蓮國際青年商會との姉妹締結が行われ55年の時が経ちました。長きに渡り一度も途絶えることなく交流を続け、姉妹締結55周年を迎えることができます。これまで先輩方が紡いでこられた交流は、国際情勢の厳しい中でもJCIの理念である「友情」のもと、熱い友情をもって確かな絆となり、今なお変わらぬ関係性を築けています。JCが掲げる「恒久的な世界平和」は日本国内のみではなく、広い視野から世界を見据える必要があります。そのきっかけになるべく、熱い友情を持って互いの理解を深め合い歩んでまいります。
我々の団体意義、目的はなんでしょうか。地域の為、市民の為、自分以外の誰かの為に、目の前の様々な課題に対し、持続可能な課題解決の為に、何をしなければならないのか。小さな運動、大きな運動一つ一つに意味があり、必ず社会解決につながるという自信を持ち、運動を展開していく団体だと私は思います。JCは金銭で動く団体ではありません。我々を動かしているのは地域や社会をより良いものにしていこうという志一つです。時には自分の考え、意にそぐわない事も多くあるかもしれません。しかし、自分以外の誰かの為に、運動を展開していくからこそ、運動が力になり、意識を変え、地域をも動かせると私は断言いたします。
私がとある先輩からご教授頂いた言葉で非常に心に残っている言葉があります。
JCをやって、JCだけよくなるのは、単なるJCごっこである。JCで学んだ事を活かし、仕事も家庭も全てを向上させる事で初めてJCの価値を見出すことができる。この言葉を聞き、当時はなんとなくJC活動をしていた私でしたが、JCの本質を知りたく、一生懸命に活動するようになりました。
私は今から2年前にかずさの地に移住してまいりました。今まで育ったまちでもなければ、ご縁のあった場所でもありません。私は人脈を広げる為に入会をし、仕事にも繋がれば、そんな気持ちで活動をしていました。しかしそうではなく、JCに入会して何かを提供してもらうのではなく、JCで自身を成長させることで、頼ってもらえる器に成長できる組織なのだと気づきました。そして私は、JCで地域の事を本気で考え、志のみで活動しているメンバーと出会いました。かずさを愛し、かずさを誇りに思うからこの先も盛り上げたい、ずっとこのまちに住み続けたい、そのような意識の変化が起こりました。まちの事を本気で思い、志のみで営利を考えず行動できる団体がほかにはあるのでしょうか。青年会議所しかない時代から青年会議所もある時代と言われようが、青年会議所は必要不可欠な団体だと私は断言し、今後も発展させてまいります。
私は自然豊かなこのかずさ地域が大好きです。
この地域を愛し、人の心を動かし、まちを動かしていく団体になっていく事をここに宣言します。
一般社団法人 かずさ青年会議所
総務広報委員会 委員長理事
曵田 遼輔
かずさ青年会議所は地域の未来のために、かずさ地域がどうあるべきかを各諸団体の方やメンバー同士で本気になって膝を突き合せて議論を重ねながら着実に行動に移してまいりました。現役メンバーも諸先輩方に倣い、個人の修練、社会への奉仕、世界との友情の三信条のもと、100年先を見据えた上で学び、判断して行動していく責任があります。その責任を遂行し、地域の為に常に長期的な視点に立った運動を行い、地域の方から「かずさ青年会議所って、いい団体だね」と永続的に言われるような誰もが憧れる組織にしていく必要があります。
地域社会の発展のためには、何よりもまず「人」が不可欠です。人が増えることで地域経済も成長し、さらには公共の福祉も充実し、より一層人を呼び込める好循環を生み出すことにつながります。人口減少が叫ばれている中でいかに人を呼び込めるか、そのためにかずさ地域の魅力をいかに発信、拡散できるかが鍵となります。かずさ青年会議所の中でその役割を担っているのが総務広報委員会です。
総務広報委員会として、我々の活動の基盤となる毎月の例会や総会の設営と資料管理を滞りなく行い、円滑な組織運営を目指します。これにより202 4 年度かずさ青年会議所の組織体制を盤石なものとし、諸先輩方が積み重ねてこられた伝統を継承し次世代につなげることのできる団体を形成してゆきます。
また、近年は各種 SNS の発展により人々が情報を入手する手段が多様化してきたことにより、時代の変化に対応し、多くの若者に興味を持ってもらえるような広報活動が必要です。今年度もホームページや各種SNS の更新を積極的に行い、例会の案内や結果報告等の掲載を行います。青年会議所の魅力あふれる情報を発信・拡散する環境を構築することで、入会希望者を力強く支援します。
1月は新年にふさわしい緊張感のある定時総会を設営します。
2月例会では、メンバー一人ひとりが自発的に自己研鑽に励み、より一層輝き個々のブランディングを高めていけるような、また地域の青年たちとのつながりを作りながら、共に発展と成長の機会となる例会を提供してまいります。
5月例会では伝統の直前会頭例会を開催し、メンバーの例会事業への意識向上や青年会議所活動の本質を学び、かずさ青年会議所活動の一助といたします。
12月の望年例会では、歴史の生き証人である諸先輩方と触れ合う機会を提供することで、活動歴の短い新しいメンバーにも継続と拡大の大切さを伝え、歴史をさらに発展させ未来へつないでいく場を設けます。
例会における33分間スピーチではメンバー一人ひとりが自身の考えを多くのメンバーの前で発表することで伝達力の向上につながる場として設けます。新入会員認証式では新たに加わるメンバーを全員で迎え、かずさ青年会議所メンバーとしての自覚をしっかりと認識してもらえるよう、規律ある認証式を設えます。
担当する例会はもちろん、すべての事業が円滑に進むよう組織の基盤を作り、効率的な運営を確保する役割を果たし、かずさ青年会議所メンバーの円滑な活動を支えます。
さらには私自身ご縁があり昨年かずさ青年会議所に入会させていただき、生まれてから社会人になるまで自身を育ててくれたまち、木更津をはじめとしたかずさ地域の伝統や文化、そして魅力というものを再認識いたしました。そのような地元に恩返しをするべく、一人でも多くのかずさの青年たちと一緒になって、地域社会の開発と発展に貢献していきたい所存です。
一般社団法人 かずさ青年会議所
組織改革アカデミー委員会 委員長理事
地曵 朋佳
私たちかずさ青年会議所は、今、多様に変化していく時の中で、組織改革に柔軟性と適応力を持って活動していく団体を目指します。明るい豊かな社会の実現を考えたときに、今までの枠組みを超えて変化を恐れず、今求められる社会のニーズに合わせた取り組みを実施します。
4 月第一例会アワーでは、異業種交流会を通して様々な業種や価値観の元、かずさ青年会議所がどのような活動をしているか広く知ってもらい、共感・賛同を得られる様にアピールすると共に、参加してくれた方々との人脈形成を図り、より良い情報交換の場にします。
また、7 月第一例会アワーでは、行政・地域の近隣諸団体が単体で行っている活動や、これから始めようとしているまちおこし事業を私たちかずさ青年会議所が連携の懸け橋となり、同じ目的を持ったより強固な結束の元、持続可能なかずさ地域の事業を目指します。その為に、各関係諸団体への信頼を勝ち取るために様々なアプローチをかけます。足を運び、話を聞いてもらい、かずさ青年会議所がどういった運動をしているのか、どういった信念を持って活動しているのかを知ってもらい関係性を深めていきます。そして、かずさ青年会議所・行政・地域・近隣諸団体との円滑な連携の構成を目指し、まちをもっと豊かにしたいという志を共に、これまでよりも更に地域の方々が求めているものを探求し持続可能なかずさのまちづくりの一助となる事業を計画します。
千葉県内24LOM が集う千葉ブロック大会について、千葉ブロック協議会の事業活動に触れる貴重な機会であり、積極的に知見を広げ一つでも多くの貴重な経験を持ち帰り、かずさ地域の明るい豊かなまちづくりや、持続可能なかずさのまちづくりなどに活かすため、普段出向していないメンバーも参加しやすいような参加推進を行います。
私たちは今、パラダイムシフトに対応していく事が必要なのではないでしょうか。
パラダイムシフトとは、「定説をくつがえす」「ステレオタイプを捨てる」「革新的なアイデアによって時代を変える」というような意味で使われています。古き良き伝統を守りつつ、様々な変化の適応方法を突き止め、かずさ青年会議所としての新しい組織の形を追求していき、会員拡大を目指す今、より多くの人にこれからのかずさ青年会議所について周知してもらう必要があります。その為に、現メンバーとの心の結びつきをより強固なものにし、パラダイムシフトに対応した新しいかずさ青年会議所としてのJC 運動を再認識し、意識改革する機会が求められます。新しいメンバーには、かずさ青年会議所としての在り方や、JC 活動を理解してもらい明るい豊かな社会の実現や持続可能なかずさのまちづくりを共に目指し、志を同じくした新しいメンバーたちと手と手を取り合い、一人ではできないことをもう一人、二人と手を取り合える仲間が増
えていく事で実現不可能だと思えたことも可能にしていきます。そして、なぜ私たちが心血を注いでJJCC活動が出来るのかを忘れることなく応援してくれる家族やパートナー、職場など数多くの方々の支えがあるからこそ出来るということを今一度思い出し感謝の気持ちをもってJCJC活動に務めていきます。
これからの1年を通して、明るい豊かな社会の実現や持続可能なかずさ地域のまちづくりを目指す同じ目標を持った仲間達を増やしていき、互いに切磋琢磨し、喜びや達成感、様々な経験を共有していき組織改革と強化、行政・近隣諸団体・他LOMLOMとの連携促進をしていけるよう尽力して参ります。
一般社団法人 かずさ青年会議所
60周年準備委員会 委員長理事
藤本 貴大
我々は長期的に新型コロナウイルス感染症の影響を受けこの数年間、JC を通じた地域貢献活動に大きな影響を受ける状況となりました。そして仲間と共に共鳴し知恵を出し合いJC でしかできない活動を行い、少しずつではあるが徐々にそのコロナの影響も緩和され、我々はかずさ地域の為に足踏みをした時間を取り戻し、このまちで暮らす多くの方々のために今まで以上に飛躍と発展をしなければなりません。我々60 周年準備委員会は1年後に控える節目のかずさ青年会議所60 周年へ向け、この一年は地域の団体、LOM 、青年会議所OB 、数多くの方々にかずさ青年会議所60 周年の告知を行い、記念誌作成へ向け準備を行う一年となります。
年間事業計画の担いとして1 月の新年例会では新理事長のお披露目の場となります。ここでは理事長の所信を多くの方に聞いていただき、JC として新体制でスタート切る上でも最も重要な時間となります。理事長の今年一年の活動を発信する場として、記憶と思い出に残るパフォーマンスを委員会で執り行います。またメンバーに関しても、年間を通じた例会としてのモデルケースとして受け止めていただき、セレモニーの意義や所作、例会の本質を理解していただきます。
8月にはOB ・現役合同納涼例会が予定されています。この事業は年間の中でもOB の先輩方の現役をつなぐ貴重な場でもあります。また60 周年へ向けた活動も、青年会議所OB の方々のご協力なくして成功はありません。かずさ青年会議所一丸となって様々な方々の知恵とご協力をいただいて、かずさ青年会議所60 周年の事業成功につながる例会を計画させていただきます。
10月にはかずさまちづくりフェスティバルが行われます。理事長の方向性を含め、我々かずさ青年会議所メンバーはよりよい未来のまちを想像し情熱を同じくする団体と手を取り合い、地域の課題解決は勿論、関係団体も含め明るい豊かなまちをこの土地に住む多くの方に再確認していただけるよう様々な団体と共に手を取り合い、市民全体を巻き込んだ地域活性化につながる1つの事業を連携して作り上げていきます。
60周年準備委員会はこの一年の活動が節目の60 周年の成功の鍵であると認識しています。そのためにも多くのメンバーを増やし、同じ価値観のもと、同じ方向を向く仲間を作り必ず60 周年を成功させる強い志を持つ委員会としてこの一年活動をさせていただきます。